経営コンサルティング

コンサルティングの流れ

現状把握

「お金のブロックパズル」でお金の流れを把握し、医院のお金の流れを、視覚的にわかりやすく表現した「お金のブロックパズル」に決算書の数字をあてはめます。

  • どのくらいお金が入ってきているのか?
  • どれにどのくらいお金が出て行っているのか?
  • 最終的にどれだけお金が残っているのか?

次年度の「お金のブロックパズル」を作成

現状把握で作成した「お金のブロックパズル」を基に、次年度の年間の数値目標を作成し、院長と共に、弊社のキャッシュフローコーチが一緒になって作り上げていきます。

その際に、以下のように質問を投げかけていきます。院長は、その質問に応えるだけでいいです。

  • 将来の投資資金は、どの位残したいですか?
  • 万一の備えは、どの位(何か月分)あればいいですか?
  • 次年度に買いたい機械設備等ないですか?
  • スタッフの採用などの予定はどうですか?
  • 取り組んでみたい診療や研修など考えていますか?

こうしたことを積み上げて、必要な収入が出ていきます。実現可能かどうかも、キャッシュフローコーチと共に検討します。
高い収入が収入目標であれば、再度支出の面を見直していくことにより、根拠のある年間計画が完成します。

次年度のキャッシュフロー計画表を作成

STEP2で作成した次年度の年間計画を月別のキャッシュフロー計画表に展開します。収入と経費や借入金の返済などが、月別に一覧で見ることができます。

毎月の進捗確認

毎月の試算表をの数値を「キャッシュフロー計画表」に入力することで、計画と実績のズレがでてきます。毎月1回、キャッシュフローコーチと計画と実績のズレを確認します。

  • 計画に対して、実績の達成度合いはどうなっているのか?
  • 計画とズレの原因などは何なのか?
  • これからやるべき事は、何なのか?

毎月、計画と実績をチェックし、課題を解決することで、P(plan)D(do)C(check)A(act)サイクルが回ります。

院長は、毎月1回は、経営者としての振り返りやこれからの経営方針を考える時間が確保されます。我々は、この重要な時間を「クオリティタイム」と呼んでいます。

キャッシュフローコーチとは?

コンサルティングをする上で、キャッシュフローコーチという立ち位置でアプローチしていきます。

その、キャッシュフローコーチとは何かを説明します。
1つめは、
「院長が納得の意思決定をするための数字の面からの裏付け役」を果たすということです。
例えば、

  • 固定費を支払い、借金の返済をして、お金が回る最低限必要な売上目標をはじき出す
  • 新たな投資をする際に、必要な売上額や投資回収のシナリオを院長と一緒に描く
  • 適切な人件費の上限や借入の上限額を一緒に見出す
  • 必要な粗利や利益を作るための具体的な視点を投げかける

このようなことを一緒に定期的に時間をつくって考えていきます。

2つめは、
「院長とスタッフの危機感のズレの解消役」を果たすということです。
例えば、

  • 給料・ボーナスを増やしたければ、会社の粗利を増やす働き方をすべきであることを院長に代わってスタッフに説明する
  • この夏のボーナスがなぜ前年比ダウンなのか、院長に代わって第3者的にスタッフに説明する
  • 今のスタッフの置かれている状況が決して楽ではない(かといって、倒産を心配するほど酷くもない)ことを専門家の立場から伝え、危機感を共有させる。

院長とスタッフは見ている景色が違いますから、意識のズレがあるのは当然なんです。だからといって、このズレを放置しておくのは問題がありますよね。少しでもそのズレを小さくして、院長とスタッフのベクトルを合わせていかなければなりません。そうしなければいつまでも成長の速度が加速しません。

こういうことを院長が直接話してもいいんです。でも院長が直接話すと真意が伝わりません。真意が伝わらないどころか、誤解を招いたり、下手をすると不信感を抱かせることにもなってしまいます。ですから、院長の代わりにクッションとなって、第3者的な立場でスタッフにわかりやすく説明し、院長とスタッフの認識のギャップを埋めていきます。

お問い合わせ

お問い合わせやご相談はお気軽にご連絡ください。
絆税理士事務所のスタッフ皆様のお悩みに真摯に向き合わせて頂きます。